メタボリック症候群

メタボリック症候群は動脈硬化を促進する状態として、健康診断などで指摘されることがあります。具体的には下記の状態にあてはまるときに診断され、生活習慣改善指導の対象となります。
● へそ回り腹囲男性85cm以上、女性90cm以上かつ高血圧症、糖尿病、脂質異常(中性脂肪高値、HDLコレステロール低値)の3項目のうち2項目以上を持つ場合


メタボリック症候群がある場合心臓病(狭心症、心筋梗塞、心不全)や脳卒中の発生も増えることが報告されています。しかし、腹囲が基準以下(メタボリック症候群には当てはまらない状態)でも高血圧症、糖尿病、脂質異常などがあれば心血管疾患のリスクは高まることは従来から知られており、これらの危険因子は治療対象となります。