高血圧症

高血圧は血管の老化を早め、動脈硬化症の大きな原因となります。糖尿病や脂質異常症などを併せて持つ場合、血管の老化はさらに早く進行します。最新の高血圧ガイドライン2025では、年齢や合併症の有無にかかわらず130/80mmHg未満を目指すと改訂されました。家庭血圧は125/75mmHg未満が望ましいとされています。起床後1時間以内の血圧は高めのことがありますが130/80mmHg未満になることが推奨されています。当院では診察時血圧および家庭血圧の値を観察したうえで、年齢、併発症を考慮して治療方針を決めます。生活習慣の改善を重視し、最小限の降圧薬での血圧管理を目指します。