規則的な心臓の調律が乱れることを不整脈と総称します。心臓の拍動を起こしているのは電気的な興奮です。この電気的興奮は心房から心室へと刺激伝導系と言われる特殊な組織により伝えられます。これには、頻脈、徐脈、期外収縮、心房細動、伝導障害などがあり、稀には心室頻拍や心室細動など致死的な不整脈もあります。突然...
原因不明の心肥大や心機能の低下が起こることがあります。息切れの進行や動悸が主な症状です。定期的健診で心電図や胸部X腺撮影が重要です。様々な不整脈が起こることもあります。高血圧や弁膜症、冠動脈疾患による心筋症(2次性心筋症)もあります。適切な診断と治療により予後(疾病の経過)は改善されています。
心臓病は進行すると全身に十分な血流を維持できない状態になります。このような一連の経過を心不全と総称します。多くは慢性的に進行してある限度を超えると運動時の息切れとして自覚されます。あらゆる心臓病が心不全を起こしますが、原因や程度によって治療法が異なります。適切な診断による治療法の選択が重要です。
動脈硬化による動脈狭窄や閉塞が様々な臓器に虚血性変化(血流が不十分)を起こします。頻度が高いのは足動脈の閉塞性動脈硬化症です。喫煙者に多く、一定の距離をを歩くと足に痛みがあり休憩すると軽快する症状(間歇的跛行)が特徴的です。足の血圧を測ることで診断できます。動脈硬化症は腎臓梗塞や腸梗塞(虚血性腸炎)...